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スカイマーク、3月の搭乗率70%台に回復 機材小型化が奏功

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スカイマーク、3月の搭乗率70%台に回復 機材小型化が奏功

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 民事再生手続き中のスカイマークが10日発表した3月の全路線の平均搭乗率は77.7%だった。前年同月に比べて2.1ポイント低かったが、今年2月(68.6%)から9.1ポイント上昇。民事再生法の適用を申請した後の2月から機材の小型化などを進めた効果が現れた。

 3月は学生の春休みなどがあり、年間でも航空需要が比較的大きい時期にあたる。平均搭乗率が70%台に回復したのは昨年9月(73.1%)以来6カ月ぶり。

 搭乗率低迷や収益悪化を招いた欧州エアバスの中型機「A330」の運航を2月からやめ、米ボーイングの小型機「B737」に機材を一本化。主力の羽田-福岡線が90.9%、羽田-札幌線が87.9%と高水準で推移し、羽田発着の5路線は羽田-神戸線(76.1%)を除く4路線で80%を超えた。地方と地方を結ぶ路線には、依然として苦戦している路線もあった。

 一方、機材の小型化などを進めたことで、全路線の提供座席数は民事再生法の適用申請前に比べ大きく減少している。

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