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【新トップ】西友の新CEO・上垣内氏、7期連続の増収増益に全力「差別化できる」

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【新トップ】西友の新CEO・上垣内氏、7期連続の増収増益に全力「差別化できる」

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 「最善を尽くして会社の成長のために力を発揮させていただきたい」。前CEO(最高経営責任者)のスティーブ・デイカス氏が電撃的に退任した今月上旬、米ウォルマート本部から後任を打診され、躊躇(ちゅうちょ)なく要請に応じたという。

 西友での経験はまだ3年だが、「店舗運営を担当してきたので、この間に全店舗を回り、従業員も見てきた」と述べ、かじ取りに自信を見せる。

 少子化で先細りが見込まれている国内の小売市場について、「成長をあきらめていない」と持論を展開。世界に50カ所以上の調達拠点があるウォルマートとの連携で、一度に受注する量を増やし、仕入れ価格を抑えるなどの施策により、「差別化できる」と言い切る。

 休日の過ごし方については「私どもの仕事は、365日24時間やっているので休日の感覚はない」と話す。ただ、「私が休まないと従業員も休めない」と、職場環境への気配りも見せる。

 消費税増税後の国内市場は厳しさが続くが、4年ぶりの日本人トップとして、7期連続の増収増益の達成に全力を注ぐ決意だ。(永田岳彦)

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