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関西でローソンに勝ちたいセブン 「だしが命」こだわり商品開発戦略

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関西でローソンに勝ちたいセブン 「だしが命」こだわり商品開発戦略

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 東京発の全国一律の商品展開では豚肉の使用を続けるしかなかったが、西日本プロジェクトで牛肉に切り替えたところ、関西での肉じゃがの売上高を変更前の1・45倍に押し上げたという。

 商品名にも地元らしさを反映し関西弁を起用。「美味しいデミグラスソース」を略して「ええデミ」とするほか、昆布で炊いたご飯を「おこぶで炊いてん!」などと表記。また、同じハムたまご入りロールパンの包装も、気取ることが嫌いな関西では、ラップでくるむだけにしている。

 セブン担当者は「商品名から味の好み、包装に至るまで地元密着にこだわっている」と説明。こうした取り組みの効果は出ており、26年度は、全国の地域ごとの既存店売上高の伸び率で関西がトップに立った。

 西日本プロジェクトでは今年も地域ごとの商品開発を加速している。2月に滋賀県内限定で鶏肉を使った高島市のご当地グルメを丼に仕立てた「高島とんちゃん焼き丼」を発売した。すると近畿のチルド弁当部門の売上高が6位から1位に急上昇したという。

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