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【浜松物語】河合楽器(1)「独自の音色守り、欧米の老舗に挑戦」…河合弘隆社長

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【浜松物語】河合楽器(1)「独自の音色守り、欧米の老舗に挑戦」…河合弘隆社長

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 ■河合弘隆・河合楽器製作所社長(1)

 ピアノメーカーとして88年の歴史を持つ河合楽器製作所。今やそのピアノは、ショパン国際ピアノコンクールの公式ピアノとして採用されるなど、世界の多くの音楽ホールで音色を響かせている。国境を越え、人々の心を打つ旋律が浜松から生まれた理由を探る。

 --世界市場では、米国のスタインウェイ、欧州のベーゼンドルファーなどの名ブランドと競合している

 「音に対する人の好みは、酒に対するそれと似て、製品性能の良しあしと違い、聴く人の感性で決まる。欧米のメーカーとの違いも音楽性の要素が強い。すでに今、世界の音楽シーンで、『カワイトーン』と呼ばれ認知されている音がある。その音も、長年の試行錯誤の繰り返しで醸成されたもので、完成形や到達点はなく、その姿勢を守り続けることが当社にとっての競争であり、挑戦だと考える」

 --なぜ、カワイトーンは世界的に認知されているのか

 「音を言葉で表すのは難しいが、この80年以上、やさしい音色だという声を代々聞いてきた。声楽家やそれを志す人の間では特に当社製品は好まれていると認識しており、その評価が裾野を広げながらフルコンサートのピアノや、世界的コンクールの公式ピアノとしての立ち位置も確立したと捉えている」

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