スカイマーク支援「自社の再生案可決に努力」 ANAHD株主総会
更新ANAホールディングス(HD)は29日、東京都内で定時株主総会を開いた。民事再生手続き中のスカイマークへの経営支援を行う理由について長峯豊之上席執行役員は「共同運航(コードシェア)により販売路線の拡大、ネットワーク拡充が見込める。結果としてグループ全体の収益性向上につながる」と述べた。
8月に開かれる債権者集会では、ANAHDが参加する再生計画案のほか、最大債権者の米航空機リース会社「イントレピッド・アビエーション」もANAHD以外の航空会社から支援を受ける独自の再生案を提出し、2案が投票に付される予定となっている。長峯上席執行役員は「われわれの再生案が賛成、可決されるよう努力したい」と語った。
また、ライバル会社を支援することについては「将来的には独立した経営をするスカイマークが同じ競争環境にあると考えるが、提携を通じて友好的な関係を築いていきたい」と理解を求めた。
