ガソスタ激減、ピーク時の半分に エコカー普及で進む過疎化、災害時に不安も
更新GSの減少でガソリンや灯油の“買い物難民”も増えており、国は出店する際の規制緩和など、GSの過疎化対策に乗り出している。
「ガソリンは構造的に年1、2%需要が減少している」。こう説明するのは、石油連盟の木村康会長(JXホールディングス会長)だ。ガソリンの国内需要は2004年度の6147万6000キロリットルをピークに減少傾向をたどり、14年度は5297万5000キロリットルまで減少した。
経産省の調査によれば、GSが3カ所以下の市町村は今年3月末で283と、全国の市町村の約16%にも達した。GSの過疎地では、ガソリンだけでなく、冬場に暖房用の灯油を購入するにも支障を来す。「災害時に燃料を購入できなくなるのではないか」といった住民の不安が指摘されている。
