電機各社、デザイン重視の家電開発でしのぎ 価格と機能勝負から脱却
更新また、同社は10月から経営再建へ向けてカンパニー制に移行するが、社長直轄の「ブランディングデザイン本部」を立ち上げ、家電のデザインを強化し、新規顧客の開拓を狙う。
三菱電機も8月にインテリアに調和したルームエアコン「霧ヶ峰FLシリーズ」を開発した。角形のスタイリッシュな形状とし、本体カラーを赤色にした斬新なデザイン。同社は掃除機などでも、デザイン重視の商品を開発している。
一方、日立製作所も乗り心地のいいデザインを追求した昇降機を今月発表した。工業デザイナーの深澤直人氏が監修し、かご全体からボタンまで角を極力排除し、丸みを帯びたデザインを採用した。深澤氏は「利用者が無意識に乗り心地の良さを感じられるようにした」と話す。


