新日鉄住金が日新製鋼を買収へ 日新製鋼呉製鉄所の高炉を休止の見通し
更新鉄鋼国内最大手の新日鉄住金が、4位の日新製鋼を買収する方針を固めたことが1日、分かった。1日午後に発表する。また、日新製鋼は呉製鉄所(広島県呉市)の高炉を休止する方向で検討に入った。中国経済の減速で世界的に生産余剰となるなか、規模拡大や効率化によって競争力を高める。
買収すれば、高炉を持つメーカーは新日鉄住金とJFEホールディングス、神戸製鋼所の3グループに集約される。また、ステンレス鋼では5割のシェアを持つ一大勢力が誕生する。新日鉄住金と日新製鋼は1日、「日新製鋼の子会社化を含む連携強化について検討しているのは事実」とするコメントを発表した。
業界では、国内の需要減と過剰設備に苦しむ中国メーカーが、東南アジアなどへ安値攻勢をかけ、海外の製品市況が大幅に悪化。そのあおりで韓国大手のポスコが平成27年12月期に初の最終赤字となったほか、日本勢も今期に入り相次ぎ業績予想の下方修正を余儀なくされている。
27年3月期の連結売上高は新日鉄住金が5兆6100億円、日新製鋼は6175億円。新日鉄住金は日新製鋼に約8%を出資する筆頭株主で、両社は提携関係にある。
