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【2016春闘】有野正治氏、中畑英信氏に聞く

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【2016春闘】有野正治氏、中畑英信氏に聞く

更新

 --ベア要求額は昨年の月額6000円から半減した

 「昨年は物価高の影響で、従業員の生活を守る意味合いがより強かった。額だけ見れば、下がっているが、実質的には思い切った要求だと考える」

 --2年連続でベアを実現させたが、波及効果があまりないとの声もある

 「安定的に家計を守るためには、日々の賃金が大事だ。ベアを実施しなければ、消費はもっと落ち込んでいた。3年目こそが重要。ここで実施しなければ効果は望めない」

 --デフレ脱却が進まない

 「(労使)それぞれができる範囲で好循環を目指す努力が必要だ。春闘では、賃上げだけでなく、労働時間の短縮による効率化も求めていく」

 --シャープが外資企業に買収された場合は

 「労使関係は、むしろしっかりするだろう。会計年度がずれ、春闘とそぐわなくなるのではないかという懸念がある」

 □日立製作所 中畑英信・執行役常務

 ■先行き不安定で慎重に

 --現在の経営環境をどう見ているか

 「中国や資源国の経済減速の影響が拡大している。年明けからの株安や急激な円高で、先行きの不安定さが増しており、日立製作所も業績を下方修正した。賃上げは慎重に対応しないといけない。デフレ脱却、経済の好循環実現に向けては、まず事業の成長や業績向上を果たした上で貢献したい」

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  • 中畑英信氏

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