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九州新幹線長崎ルート「リレー方式」案が有力 開業最優先、費用どう負担

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九州新幹線長崎ルート「リレー方式」案が有力 開業最優先、費用どう負担

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 国土交通省は「新設区間を何年も放置できない。リレー方式以外思い当たらない」として、フリーゲージトレイン1~2編成との併用による開業を視野に入れる。

 リレー方式は博多-武雄温泉で在来線特急、武雄温泉-長崎で新幹線を走らせる。現行の博多-長崎の所要時間(最速で1時間48分)から十数分の短縮にとどまる見込みだ。

 その上、武雄温泉で折り返す新幹線の車両基地整備や、乗り継ぎのためのホーム改修などに数十億円規模の費用が想定される。現行の枠組みでは、整備新幹線の建設費はJR各社が国に払う新幹線の施設使用料のほか、国や自治体の負担で賄われる。

 長崎県の中村法道知事は与党検討委で「既に沿線で再開発が始まっている」として、開業時期の厳守を求めた。

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