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“何とかフラペチーノ”は反感買うだけ? スターバックスは本場で通じるか

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“何とかフラペチーノ”は反感買うだけ? スターバックスは本場で通じるか

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 今後の具体的な出店数などは明かしませんでしたが、現地の小売り大手ペルカッシと提携し、店舗網を拡大する考えを明かしました。

 ここでスタバの歴史をごく簡単に。米西海岸ワシントン州のシアトルで1971年3月30日に創業したスタバですが、当初は3人の若い起業家が立ち上げたコーヒー豆の焙煎・販売会社でした。ちなみに社名は、米文学を代表する長編小説「白鯨」(1851年)に登場するコーヒー好きの一等航海士「スターバック」からきているそうです。

 この会社に82年、シュルツ氏が店舗開発とマーケティング部門の役員として入社してきます。そしてシュルツ氏は翌83年、商談でミラノとヴェローナを訪れた際、現地のカフェ「バール(BAR)」で飲んだイタリアンロースト(深煎り)のエスプレッソに大変な衝撃を受けます。

 「浅煎りのアメリカンコーヒーしか飲んだことのない米国でこれを提供すれば絶対に大人気になる」と直感したシュルツ氏は、帰国後、社の幹部に自分が大感動したイタリアのエスプレッソ系飲料を提供するカフェの展開を提案しますが、却下されます。

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  • スターバックスのロゴマーク=2012年1月3日、米カリフォルニア州マウンテンビュー(AP)

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