JALとANAに冷遇される関空 「なぜ日本の会社は無理なのか」と恨み節も
更新成田と羽田「デュアルハブ」
ANAホールディングス傘下の全日空は今年、国際線就航30周年を迎えた。国際線は、18年も赤字を続け何度も撤退がささやかれたが、黒字化を果たした現在は路線網が約40都市に広がる。旅客数と飛行距離を掛け合わせた昨年度の旅客輸送実績は、日航を抜く見通しで、名実ともに国を代表する航空会社「ナショナルフラッグキャリア」へと躍進した。
そんな全日空が進める戦略が首都圏の成田、羽田両空港に路線を集約する「デュアル(2重の)ハブ(拠点)構想」だ。
