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自動車各社、新モデルに独自技術 自動運転機能や安全性など強化

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自動車各社、新モデルに独自技術 自動運転機能や安全性など強化

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 こうした取り組みの背景には「自動ブレーキなどの普及が進み、顧客の安全性能への意識が高まっている」(業界関係者)ことがある。

 メルセデス・ベンツ日本(東京都港区)も高速道路で方向指示器を出せば、自動で車線変更できる「Eクラス」の新モデルを7月に発売。自動運転機能を使用中に運転手が何らかの原因で意識を失った場合を想定し、一定時間ハンドルから両手を離すと警告音が鳴った上で、車線を維持しながら減速、停止する技術を世界で初採用した。

 一方、走りの質を高める取り組みでは、マツダがハンドル操作とエンジン出力を連動させ、走行の安定性向上や揺れの大幅な低減につなげる技術を開発。主力の小型乗用車「アクセラ」の新モデルに搭載した。ソフトウエアの改良だけで済むため、「販売価格への影響を抑えられる」(担当者)のも利点だ。

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