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サムスン日本トップ、7カ月で退任「一身上の都合」 販売戦略見直しも

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サムスン日本トップ、7カ月で退任「一身上の都合」 販売戦略見直しも

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 韓国サムスン電子の日本法人であるサムスン電子ジャパン(東京)の堤浩幸最高経営責任者(54)が7月末に退任していたことが26日、分かった。サムスン側は一身上の都合と説明している。トップ就任から約7カ月という短期間での交代となり、日本でのシェア拡大を目指す戦略にも影響が出そうだ。

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 堤氏は非常勤の顧問に就いた。後任の日本法人トップは韓国出身の金賢周氏(52)が就任したが、暫定的な措置という。

 堤氏は昨年4月にサムスン電子ジャパンに入社し、12月に最高経営責任者に就任した。同社としては日本人初のトップとして、新型スマートフォン「ギャラクシーS7エッジ」の販売に注力していた。

 海外で8月に売り出したスマホ「ギャラクシーノート7」が発火して販売中止となり、サムスンは世界的に事業環境が厳しくなっている。日本では以前からサムスンのシェアが低く、課題地域とされていたが、発火問題でのイメージ悪化懸念と突然のトップ交代で、販売戦略の見直しを迫られそうだ。

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