SankeiBiz for mobile

【開発物語】武田薬品が満を持した健康食品「緑の習慣」 ミドリムシでユーグレナと組む

記事詳細

【開発物語】武田薬品が満を持した健康食品「緑の習慣」 ミドリムシでユーグレナと組む

更新
<< 下に続く >>

 ■製薬会社のこだわり随所に

 消費者の健康志向の高まりや、訪日外国人客の購入で市場規模が拡大している健康食品市場。武田薬品工業が満を持して投入したのは、バイオベンチャーのユーグレナと共同開発した健康補助食品「緑の習慣」だ。豊富な栄養素を持つミドリムシ(学術名・ユーグレナ)に着目し、品質や独自性など、随所に製薬会社ならではのこだわりを追求した。

                   ◇

 武田薬品は2012年、「健康寿命の延伸に貢献する」というビジョンを掲げ、健康食品の領域に事業を広げようと決めた。マーケティング部を中心に有望な素材を探すことになり、ユーグレナとの提携話が進んでいた。

 マーケティング部の高濱仁彦・通販グループマネジャーは13年10月から、プロジェクトの担当になった。当時、「ミドリムシという名前から、虫かと誤解し、正直、良いイメージがなかった」(高濱さん)が、ミドリムシの加工食品の利用者から、「おなかの調子が良くなった気がする」「肌のつやが良くなったかもしれない」などの声が寄せられていることを知った。

 ユーグレナによると、ミドリムシに含まれるβ-グルカンの一種、パラミロンが人体に作用している可能性があるという。高濱さんは「素材として将来性がありそうだ。取り組みがいがある」と直感した。医薬品メーカーとしての武田のノウハウと、健康食品会社としてのユーグレナの知見の融合作業が始まった。

 製品化には、自然食品であるがゆえの品質のばらつきをなくし、有益性をどう説明するかという課題があった。

このニュースのフォト

  • 緑の習慣は、1日分の3カプセルが個包装になっている
  • 緑の習慣の製品パッケージ(30包入り)
  • 洗浄・濃縮・乾燥などの工程を経てパウダー状の粉末となったミドリムシ
  • 共同プロジェクトの発表会見で手を取り合う武田薬品工業の杉本雅史氏(左)とユーグレナの出雲充氏=2014年10月

ランキング