シャープ“復調”も鴻海・郭会長の中国「1兆円工場」の野望に巻き込まれ息つく暇なし
更新受託製造業(EMS)からの脱皮を目指す鴻海にとって、シャープは最も重要な戦力といえる。このため、郭氏が今年1月に米国での液晶工場計画を打ち出すと、堺市のシャープ本社にも米国各地から工場誘致の電話がかかってきたという。
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しかし、シャープの戴社長は3月14日の産経新聞のインタビューで「(鴻海とシャープで)まだ米国投資は決まっていない。一番大きい市場だから、やりたい気持ちはある。ただ、経営としては競争力の問題がある」と打ち明けた。
シャープに、ひと息つける日は来るのか。

