勢い止まらぬ英国風パブ「HUB」 仕掛け人はダイエー創業者、“進みすぎていた”経営スタイル
配信元: 更新しかし、話題にはなったものの、当時の日本では自分でお酒を運ぶ「キャッシュオンデリバリー」が普及しておらず、面倒がられてしまい、親会社のダイエーが本業の利益で赤字を埋める苦戦続きの状況が何年も続いたそうだ。
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お酒を飲ませる大衆業態にもかかわらず、軽食以外の食事メニューがないことも顧客が寄り付かない原因だった。しかし、中内氏は「日本には既に居酒屋というアルコールの文化があるが、日本にはない新しいアルコールの文化を根付かせる」ことを説いており、HUBは本場英国のパブのようにドリンク主体の商売を貫いた。最初こそ苦戦したものの、徐々に顧客に受け入れられ、業績を伸ばしていった。
中内氏がつくる業態は、世の中より数十年進み過ぎているケースが多々ある。外食では、日本初のハンバーガーチェーン「ドムドムハンバーガー」や、ステーキハウスの草分け「フォルクス」も中内氏によって設立されている。グルメバーガーの「ウェンディーズ」、ハンバーグ専門のファミレス「ビッグボーイ」を米国から持ってきたのも中内氏だ。
他社にマネされて成長できなかったり、後から参入した競合他社に市場を奪われて撤退したりするケースも多いが、太田社長は「中内氏の未来を見通す目の的確さを信頼し、諦めずに挑戦を続けてきた」という。
エールビールやカクテルで女性客を増やす
“進み過ぎていた”HUBに、世間が追い付いてきた代表例が、英国では一般的なエールビールの提供だ。フルーティーな香りと味を持ち、日本のビールが苦手な人でも飲みやすいエールは、従来のビールのイメージを覆し、若い女性を中心に広く飲まれるようになった。




