クラフトボスが大ヒットした納得の理由 「ちょっと薄味」「太い容器」「クラフト感はどこ?」→全て戦略だった
更新◆「クラフト」らしさはどこにある?
テレビCMで、商品の「顔」であるクラフトマンシップには触れられていない理由についても聞いてみた。
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「本格珈琲とか、◯◯監修とか、あまり権威的にしたくなかったんです。もちろん、ブラジル最高等級豆を使っていたり、200以上の工程を経て仕立てていたり、クラフトマンシップは随所にこもっています。ですが、新種のコーヒーとして売り出したこともあって、いわゆる本格派な濃いコーヒーとは闘う土俵も違うので、テレビCMではあえて誇張しないようにしています」(桜井さん)
「緊張感のないデザイン」「ちびちび飲めるすっきりした味わい」「若者らしいフラットなイメージ」-こうして出来上がったクラフトボスは、発売直後から人気が過熱。2017年6月にラテ風味が発売された際には、売れすぎて3日で一時出荷停止となるほどの盛況となった。クラフトボスシリーズの売行きは過去にヒットした飲料商品「ヨーグリーナ」「オランジーナ」を上回り、若年層顧客の拡大が課題となっていた市場に見事風穴を開けた。
「今年はいよいよ競合メーカーからもペットボトルコーヒーが登場するのではないかと予想しており、厳しい闘いになるのかなと思っています。最初にペットボトルコーヒーを出したパイオニアとして、今年は1500万ケース達成を目指して頑張ります」(桜井さん)
