パナ、家電デザイン部門集約 京都に新拠点、大学とも連携
更新パナソニックは24日、家電のデザイン部門を集約した新拠点「パナソニックデザイン京都」(京都市)を開設し、報道関係者に公開した。
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AV機器や白物家電など製品分野ごとに分かれていた組織を見直し、開発スピードを迅速化。京都大との連携や社外人材の登用も推進、市場の成熟化が進む家電製品で、新たな需要につながる未来のデザイン開発を目指す。
新拠点は総面積約3000平方メートルで、大阪府門真市と滋賀県草津市の事業所に所属していた社員計約150人が働く。
伝統工芸の職人らを招いてワークショップを開催できるフロアや、社員が意思疎通を図りやすいように座席を自由に選べる作業スペースなどを備える。
また、京大と連携して建築や経営、芸術など幅広い分野の専門家の知見を活用し、従来の製品区分に縛られないデザイン開発につなげる。
記者会見した本間哲朗専務執行役員は「社会に開かれ、多くの人たちとコラボレーションする環境にしてパナソニックらしいデザインを提案したい」と述べた。