アジア需要増、LNG投資相次ぎ再開 大手商社が参画、原油相場が持ち直し採算性改善
更新一方、三井物産が米アナダルコなどと参画するアフリカのモザンビークLNG1は年産約1200万トンの事業。今年2月に現地政府が開発計画を承認。東北電力との販売基本合意に続く、契約締結を進める。
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また、豪州では、三井物産や三菱商事が参画する「ブラウズLNG」事業の建設が延期されていたが、同事業も建設計画を変更しコストを削減した上で再開を目指す。海盆のガス田から約900キロ先の既存の北西大陸棚LNGにガスを輸送する方式に変更する。このほか、米エクソンモービル主導でJX日鉱日石開発が参画するパプアニューギニアのLNG事業拡張や競争力の高いカタールのLNG拡張も動いている。
余剰分の転売カギ
LNGの新規開発計画の投資決定はこの2年ほど、数件を除いて凍結されていたが、北米シェールガスの増産で当面は供給過剰が続くとみられていた。
だが、ここにきて、2023年頃とされたLNGの需給逆転時期が2年程度前倒しになるとの見方が強まっている。習近平国家主席主導の大気汚染防止対策による石炭から天然ガスへの燃料シフトが進み、中国の昨年のLNG輸入量が3800万トンと前年比5割弱も急増。韓国を抜いて世界第2位の輸入国に浮上するなど、アジアを中心に需要の拡大が見込まれるためだ。
