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監視カメラに不正アクセス キヤノン製、60台以上被害

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監視カメラに不正アクセス キヤノン製、60台以上被害

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 インターネットに接続されたキヤノン製の監視カメラが、相次いで外部からの不正アクセス被害を受けていることが、情報セキュリティー専門家への取材などで7日、分かった。千葉県八千代市と埼玉県上尾市では、水路に設置した水位監視カメラが乗っ取られ、操作できなくなった。これまでに全国の60台以上のカメラが不正侵入されたとみられる。

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 多くのケースでは、画面にハッカーが書き込んだものとみられる「I’m Hacked.bye2」といった文字が表示された。なぜキヤノン製が狙われたのか不明だが、被害を受けた2つの市などでは初期パスワードのまま利用しており、セキュリティーの弱さを突かれた可能性がある。今後、さらに被害が増える恐れもある。

 ネットに接続された監視カメラは、遠隔地にあるパソコンやスマートフォンで映像を見られる。「IoT(モノのインターネット)」の代表事例とされる。キヤノンはホームページで、パスワード変更などの対策を行うよう呼び掛けた。

 キヤノンは「個別の問題についてはコメントできない」としている。

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