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「変わらないのがコメダ」を変えたブラックコーヒー 本気になったその理由は

 もう1つは、老舗コーヒー店としての意地だ。「サードウェーブコーヒーやハンドドリップコーヒーをウチでも考えよう」という機運が高まり、開発を始めた。中京地区の「コーヒー屋にロマンを持っている」FC店オーナーの要望もあったと聞く。

 開発に当たり、経営幹部が東京都内の名店も視察した。1杯ずつ丁寧に淹れる名店のレベルでは「多店舗展開」がむずかしかったが、大手メーカーの機器を導入して工夫すれば、おいしい味が抽出できることがわかった。

 サードウェーブに続いて、現在は第4の波「フォースウェーブコーヒー」の時代といわれる。それには同じ農園でも栽培方法の違いを求めるなど、いくつかの潮流がある。さらに美味となる「データ」を入力すれば機械が味を安定させてくれる動きも出てきた。「コメ黒」は、メーカーと共同開発した専用機器で淹れている。

 では、これから「コメ黒」がコメダ珈琲店の主流になるかといえば、そうではない。鉄道に例えると、あくまで「本線=ブレンドコーヒー」で、「支線=コメ黒」なのだ。この本線はコメダの“ドル箱路線”で、800店近い店に提供するのに最適な設計だからだ。

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