【プロジェクト最前線】セーフィー クラウド録画サービス「セーフィー」
更新退職前に相談した元上司は「(ネットワークカメラを使った)クラウド映像事業は今後、いろいろな会社が参入してくる。スピードを大切にしなければならない」と起業を後押しした。佐渡島さんは「競合にもなりえる可能性がある中で、会社を辞めるにもかかわらず、ソニーグループとして資金、経営面まで支援していただき、感謝している」と振り返る。
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企業と連携、システム構築
従来の監視カメラは、専門業者がネットワークなどの設定をしなければならなかったほか、録画機の交換を含めた維持コストがかかるなどの課題があった。これに対し、セーフィーのクラウド録画サービスは、カメラを電源につなぐだけで特別な設定の必要がない。スマホ経由で監視カメラをズームしたり、首を振ったりできる機能もある。動画をハッキングされないようにセキュリティーも強化した。
とはいえ、創業したばかりの会社に知名度はない。佐渡島さんは自分のアイデアをネット上でプレゼンテーションして出資者を募る「クラウドファンディング」を実施。希望者にはカメラを購入してもらい、使い勝手など生の声を集めた。
その結果、定点観測の必要がある現場にカメラを導入することで、現場に行く手間を省けるほか、人員削減や事後の検証などにも役立つ、というメリットが確認できた。佐渡島さんは「酪農家の方から『牛舎にカメラを設置し、家の中からウシのお産状況を確認した』という話を聞き、さまざまな場面で使えると実感した」と手応えをつかんだ。


