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欧州で電動車いす販売開始 WHILL、現地販売会社を代理店に

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欧州で電動車いす販売開始 WHILL、現地販売会社を代理店に

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 電動車いすベンチャーのWHILL(ウィル、横浜市鶴見区)は17日、英国とイタリアで電動車いす「モデルC」の販売を6月下旬に始めたと発表した。欧州は世界で最も高齢化が進む地域の一つであり、社会保障制度が充実しているとともに、日本や米国と並んで一定の需要が見込めると判断した。

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 英国、イタリアともに現地の電動カートや福祉用具の販売会社を代理店として起用する。また今年後半から来年にかけて、フランスやドイツでも販売を始める計画だ。

 同社の電動車いすは2014年に発売開始。以降、累計で1000台以上を販売している。

 モデルCは、17年4月に日本で発売。初期のモデルAよりも小型化し、エレベーターの中でも楽に方向転換できるのが特徴だ。独自開発の全方位タイヤを前輪に採用し、5センチ程度の段差なら軽く乗り越えられる。今年1月には米国、4月にはカナダでも現地仕様車の販売を始めている。

 同社は車両本体の販売だけでなく、不特定多数の人が共同利用できるようなシェアリングサービスも検討。すでに今年2月には羽田空港でこのサービスの実用可能性を踏まえた実証実験に取り組んでいる。

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