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投信残高、半年ぶり最高更新 7月、相場上昇で運用改善

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投信残高、半年ぶり最高更新 7月、相場上昇で運用改善

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 投資信託協会が14日までに発表した7月の投信概況によると、一般の投資家が買える公募投信の7月末の純資産総額は113兆9億円となり、半年ぶりに過去最高を更新した。株式相場が上昇して運用成績が改善したほか、日銀が金融緩和策の一環として進める上場投資信託(ETF)の買い入れが後押しした。

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 これまでは1月末の112兆5710億円が最高だった。2月に日米の株式市場の急落で残高が大きく減ったが、その後は運用環境が好転した。

 8月はトルコの通貨リラが売り込まれるトルコショックが市場を揺さぶる。投信協会の担当者は「日経平均株価が2万2000円を割り込み、運用は現時点で苦戦を強いられている」と話した。個人投資家の動向を映す、ETFを除いた株式投信の7月末の残高は65兆7208億円。一時は70兆円超に達した2015年の水準に及ばず、家計部門への普及拡大が足踏み状態となっていることを示した。

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