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民間ロケットは航空業界の不安の種 飛行制限で巨額の追加費用

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民間ロケットは航空業界の不安の種 飛行制限で巨額の追加費用

配信元:ブルームバーグ 更新

 2月6日、イーロン・マスク氏が率いるスペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)が、同社史上最大のロケット「ファルコン・ヘビー」をフロリダの青空に打ち上げ、ファンが歓声を上げた。この日、民間の宇宙時代は一つのターニングポイントを迎えたといえるだろう。

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 しかし航空会社にとって、これはそれほど愉快な出来事ではなかった。航空機パイロット協会(ALPA)が6月に公開した米連邦航空局(FAA)のデータによると、その日、米国南東部では563便が遅延し、飛行距離が62マイル分長くなった。

 強いられるコスト

 米国の空域は限りある資源であり、民間ロケットの成長は航空業界の不安の種になっている。マスク氏やその競争相手らが宇宙船を打ち上げるたびに、航空会社はその周辺の広大なエリアを避けて航空機を運航しなければならず、相当の追加コストを強いられる。

 現在のところ、民間宇宙産業の拠点はフロリダ州の大西洋岸にあるケープ・カナベラル空軍基地に集中している。ここは米国で稼働している22カ所の発射施設の一つで、マスク氏のスペースXやジェフ・ベゾス氏のブルー・オリジンも宇宙事業を置く。さらに、テキサス州ブラウンズビル、コロラド州ワトキンス、ジョージア州カムデン郡など多くの場所が、民間宇宙産業の勢いに乗ろうと新たな宇宙基地の建設を目指している。

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