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ただ売るだけじゃない! 不動産売却には様々なオプションがあるんです

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 同社が先に買い取るため、住み替えなどでお金がすぐに必要な人、リノベーションをするので古い物件を売りたい人にはメリットがありそうだ。

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 しかし、一度不動産業者が買い取ってしまったら別にリノベーションしようとそのまま売ろうと、売主にとってはもはやどちらでもよいのではないか?

 しかも、わざわざ自社の経費でリノベーションをして、売れた分から経費を差し引いた利益の半額を売主に支払うというのは、あまりにもお人よしなサービスではないか?

 どうやら、このサービスが始まったきっかけに秘密があるようだ。同社代表取締役の川村昭蔵さん(55)に訊いてみた。

▽元々は友人向けにやったことがきっかけだった

 「実は友人が『家を売りたい。住み替え先が決まっているのでなるべく早く売って住み替え費用にあてたい』というのが始まりだったんです。しかし、その売りたい物件は古くてなかなか売れそうもない物件でした」(川村さん)

 そこで川村さんは、友人がスムーズに住み替えをできるように最初5800万円で家を買い取った。そして少しでも古い物件が高く売れるように、何度も工務店や友人と話し合い520万円の費用でリノベーションをした。

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  • 古い家を蘇らせて高く売れるようにする「りのばす」の対象となる物件は概ね築15年以上の物件だという(※写真はイメージです)
  • スタッフと会議中の川村社長(右)。笑顔が絶えないアットホームなオフィスだ。川村社長の趣味はランニング。毎朝5時に起きて走ってから出勤するという

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