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リーマン元社員「また起こり得る」 会社になお愛着、借り手に同情も

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リーマン元社員「また起こり得る」 会社になお愛着、借り手に同情も

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 血の色も緑

 金融商品の組成を担当していた日本人のへリック美紀さん(48)は14日夜、リーマンが身売り交渉していないと聞いたが、朝までに交渉相手が現れるか、政府が支援すると思っていた。英国人の夫が働く米金融大手も経営危機に陥り「夫婦とも失業しかねない」と焦りを募らせた。

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 リーマンの主要事業と本社は英金融大手バークレイズが買い取った。カーペットはリーマンの企業カラーだった緑からバークレイズの青に変わった。リーマンは結束の強さから「血の色も緑」と評されていただけに、ショックだった。

 バークレイズの名刺は作らず、半年で別の金融機関に転職した。「青くなったビルを見るのはつらい。今も近づかないようにしている」

 グレイさんは現在、企業の新卒採用を支援する会社を設立し、へリックさんは教育関連の会社を経営する。

 リーマンの元社員は定期的に集まっており、金融危機当時の話題になると「私たちも苦しんだけれど、ウォール街と関係のない人たちも苦しんだ」(へリックさん)という気持ちを共有する。

 「100年に一度」ともいわれた危機だが、グレイさんは「また起こり得る」とみる。

 1987年のニューヨーク市場の株価暴落「ブラックマンデー(暗黒の月曜日)」、97年のアジア通貨危機、そしてリーマン・ショック-。「10年ごとに下降局面があった。今はそれから10年になるのだから」(ニューヨーク 共同)

■【リーマン危機10年(1)】格差続く日本経済 幸福とは、変化した価値観 を読む

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