5道県の蔵元、日本酒6銘柄を開発・披露 仏の三つ星レストラン向け
更新北海道など5道県の蔵元がフランスの三つ星レストラン向けに日本酒を開発した。現地の常連客をターゲットに、味や香り、ラベルのデザインにこだわった。東京都内で2日開いた記者会見で6銘柄をお披露目した。
<< 下に続く >>
料理との相性意識
6銘柄は国稀酒造(北海道)の「キュヴェ ルイ・ロブション」や、豊島屋(長野)の「神渡 レクスプレシオン・デュ・タカネニシキ」などで、フランス料理との相性を意識した。各80~800本限定で、価格は100~500ユーロ(約1万3100~6万5500円)。影響力のある食通に味わってもらうことで日本酒の認知度を上げたい考えだ。
パリでは今後、三つ星を取ったレストラン「パビヨン・ルドワイヤン」で記念ディナーが提供される予定だ。ほかの三つ星レストランでも導入が内定している。
5つの蔵元は、商社のジャパン・エクスキーズ(東京)と組んで進出計画を進めてきた。同社代表で、著名な料理人だった故ジョエル・ロブション氏を父に持つ安部ロブション龍依(るい)氏は「日本酒もワインと同様に多様な味があり、食事と合わせて楽しめることを知ってほしい」と開発の経緯を説明した。
国稀酒造の林花織取締役は「すっきり辛口で、シーフードに合うお酒」とアピール。豊島屋の林慎太郎・清酒部長は「長野の風土にこだわって造った。世界の人々に飲んでほしい」。
「熟成」アピール
基山商店(佐賀)の小森綾子常務は「甘みなどのバランスのいい酒。佐賀から世界に羽ばたいてほしい」。金紋秋田酒造(秋田)は30年寝かせた古酒を出し、佐々木孝社長は「熟成という技術を秋田から伝えたい」と意気込んだ。
