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KYB改竄 最近のデータも残存せず ずさんさ明らかに

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KYB改竄 最近のデータも残存せず ずさんさ明らかに

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 KYB側が19日行った施設名公表に伴う会見で、幹部は約2時間の質疑に答えたが、影響が大きい病院やマンション、五輪施設、原発関連施設などはこの日は未公表で、幹部は「作業が手いっぱい」と言い訳に終始した。資料がなく改竄の有無が不明な建物も多く「恥ずかしながら申し訳ない」とも繰り返した。

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 午後4時すぎ、150人以上の報道陣が集まった東京都千代田区の国土交通省の会見場。配られたリストには、会見場が入る国の中央合同庁舎第3号館の名前もあった。同施設を含めたリストの大半で改竄の有無を「不明」としたお粗末さを指摘されたKYBの斉藤圭介専務は「最近の製品でも検査データが残っていないものがある」と、文書管理のずさんさを謝罪した。

 同席した子会社の幹部は、不正が内部で指摘された時期を確認されると、16日に説明した「今年8月上旬」より「早い段階からという情報もある」と述べた。だが、詳しくは「第三者の調査に委ねる」とし、説明責任を果たすことがままならない状態を露呈させた。

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