ボンバルディア、MRJ認証で情報流用と三菱側を提訴
更新国産初のジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット)」を開発中の三菱航空機(愛知県豊山町)は22日、カナダの航空機大手ボンバルディアが、三菱航空機などを相手取り米ワシントン州の裁判所に訴訟を起こしたと明らかにした。
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現地報道によると、三菱航空機の採用したボンバルディアの元従業員が旅客機の認証に関する情報を不正流用したとして、損害賠償や情報の使用差し止めを求めている。
MRJは2013年の初納入を予定していたが、安全性向上のための設計変更などで納期を5度延期。現在は20年半ばとしており、三菱航空機は遅れを取り戻すため経験豊富な外国人技術者の採用を増やしていた。
三菱航空機は「ボンバルディアの主張は根拠がないと考えている」と争う姿勢を示している。