SankeiBiz for mobile

INCJ、ビーエッジに出資 大企業に埋もれた事業掘り起こし

記事詳細

INCJ、ビーエッジに出資 大企業に埋もれた事業掘り起こし

更新

 官民ファンド、産業革新投資機構傘下のINCJ(東京都千代田区)は、オープンイノベーションを通じて次世代家電の事業化を目指すBeeEdge(ビーエッジ、東京都港区)に10億円を上限に出資することを決め、第1弾として3億8300万円を出資する。

<< 下に続く >>

 ビーエッジは、パナソニックと米シリコンバレーでスタートアップ企業に投資するベンチャーキャピタルのスクラムベンチャーズとが共同で設立。インターネット関連事業大手のディー・エヌ・エー(DeNA)で会長を務めた、春田真氏が社長を務めている。

 パナソニックで家電製品の開発・製造・販売を担う「アプライアンス社」内の、新製品のアイデアや社内事情で埋もれた案件を審査し、将来性があると判断したプロジェクトを外部の発想を取り入れ事業化したり、商品化する。

 一般に大企業にいると、やりたいアイデアがあっても自由に動けず、制約も多い。発案者はパナソニックを出て、ビーエッジが作る新規事業会社に出向の形で移籍し、事業会社の立ち上げに専念する仕組み。ビーエッジが、出資や事業化のステージごとに適切なアドバイスをすることで起業を後押しする。

 今回、INCJが出資や役員を派遣することで、事業化を加速する。また、パナソニック以外の大手企業にも展開し、企業に眠る有望な新規アイデアについて、オープンイノベーションを通して事業化を支援する。

ランキング

Facebook Messanger登録

あなたに合わせたニュースを毎日お届け

Facebook Messangerを登録した時のイメージ画像です