金融

「渋沢栄一の意志継ぎ140周年」 東商、新本部ビル落成記念式典

 東京商工会議所は22日、東京都の小池百合子知事ら約400人が出席し、創立140周年を記念した新本部ビルの落成記念式典と祝賀パーティーを開いた。

 東商は日本資本主義の父、渋沢栄一氏を初代会長に1878(明治11)年に創立され、その後、1922(大正11)年に日本商工会議所ができた。この日お披露目された東商ビルは、4代目。

 式典で三村明夫会頭は「先人実業家の意志を継ぎ、政策提言や地域振興、経営支援、民間外交を推進し、時代の要請に応えながら日本の経済発展に尽くしてきた」とあいさつ。

 人手不足や事業承継問題、デジタル革新の流れに取り残されない生産性向上など、中小企業を取り巻く環境は厳しい。こうした中で、課題に取り組み、150周年に向けて新たな挑戦を進めていく「140(意志を)つなぐ東商ビジョン」も発表、採択した。

 祝賀パーティーには、経団連の中西宏明会長、経済同友会の小林喜光代表幹事ら経済界のほか、各界の代表者約2000人が参加した。

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