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RIZAPの買収企業で業績悪化相次ぐ 「壊れたおもちゃも多い」…ご意見番も苦言

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 RIZAPグループの子会社に関する問い合わせが増えている。通期業績予想の下方修正の要因はこれまで買収してきた子会社の構造改革関連費用の計上が大きい。これまで以上に、子会社の業績や再建動向に目が離せない状況となっている。(東京商工リサーチ特別レポート)

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 11月14日、RIZAPグループ(札証アンビシャス)が2019年3月期連結業績予想を発表した。

 2019年3月期通期の連結営業利益が当初予想の230億円の黒字から33億円の赤字、当期純利益を159億4000万円の黒字から70億円の赤字へ、それぞれ大幅に下方修正した。

RIZAPグループの瀬戸健社長

RIZAPグループの瀬戸健社長

 下方修正の要因は、これまで買収してきた子会社の構造改革関連費用の計上が大きい。東京商工リサーチ(TSR)に、RIZAPグループの子会社に関する問合せが増えている。

◆2019年3月期で80億円超のリストラ費用

 構造改革関連費用の内訳は、2018年9月中間期でワンダーコーポレーション(茨城県つくば市、JASDAQ、以下ワンダー社)の商品評価損や、不採算事業・店舗の撤退に関する費用33億6000万円がほぼ半分を占めた。

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  • RIZAPグループの瀬戸健社長
  • RIZAPグループの連結上場子会社の業績

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