愛らしい家族型ロボット「LOVOT」 web予約開始
更新ロボットベンチャーのGROOVE X(グルーブエックス、東京都中央区)が3年以上かけて開発を進めていた家族型ロボットが完成し、18日、製品発表会を同社で開いた。「LOVOT(らぼっと)」の商品名で来年秋に出荷を始めるのに先立ち、同日午後7時からホームページでの予約を始める。
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LOVOTは高さ43センチ、幅と奥行きが25・5センチずつ。重さは約3キロ。15分の充電で45分稼働する。内蔵電池が消耗すると自走で充電器に戻る。
「ちいさなLOVEが、世界を変える。」をコンセプトに、照度や温湿度、姿勢、距離、障害物などのセンサーといった要素技術に加え、最新のAI(人工知能)や機械学習の技術を駆使。ペットのように抱いたり、頭をなでると人になつく。
視線の動きや瞬きの速度、瞳孔の開きまで緻密に設計された目は10万以上のバリエーションを持たせ、これまで家庭で使用されたロボットにはない愛らしさを演出した。
林要社長は発表会の席上で「人の持つ愛するチカラを引き出すロボットができた。愛するチカラをはぐくむことで、少しでも争いのない世界を作れたら」と話した。
予約は2体1組と充電器で本体価格は59万8000円(消費税別)。別途、月額使用料がかかる。また平成32年中には1体でも販売を始める予定。
同社は、元トヨタ自動車の技術者で、ソフトバンクのロボット「ペッパー」の開発チームのひとりだった林社長が27年に設立した。