経営
大阪万博、トップに経団連会長 中西宏明氏、就任を受諾
大阪開催が決まった2025年国際博覧会の実施主体になる「日本国際博覧会協会」の会長に、経団連の中西宏明会長が就任することが19日、正式に決まった。協会は1月に発足、民間経済団体や地元自治体が参加し、準備から7年後の博覧会運営までを担う。
日本時間11月24日未明の大阪万博の開催決定を受け、世耕弘成経済産業相と大阪商工会議所の尾崎裕会頭(大阪ガス会長)、関西経済連合会の八木誠副会長(関西電力会長)らが東京都千代田区の経団連を訪れて要請し、中西氏が受諾した。
世耕氏は中西氏に対し、「準備を加速していかないといけないが、7年後はあっという間。実施段階でもオールジャパンの態勢を組みたいので、協力してほしい」と、博覧会協会会長への就任を要請。尾崎氏は「大阪も全力で万博成功に取り組んでいく」、八木氏も「国を挙げて何が何でも成功しないといけない」とし、中西氏は「大変名誉なこと。経済界挙げて全力で取り組む」と応じた。
大阪万博は、大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)の155ヘクタールで、25年5月3日~11月3日の日程で開催する。