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答えはまったく逆だった…なぜコンビニで「1万円のケーキ」が完売したのか

 「おひとりさま」ケーキの新商品が増える

 3社の話をまとめると「小さめ」「アソート」が、2018年のコンビニクリスマスケーキのトレンドのようだった。だが、「ケーキ」というくくりでコンビニの販促戦略を深掘りすると、昨今新たな現象があるのに気づく。

 12月初旬から「おひとりさま用」のケーキが売り場に数多く並ぶのだ。イチゴショートにショコラケーキ、チーズケーキ、モンブラン……各社手を替え品を替え、すでに新商品を続々と出しているのでチェックしてみてほしい。

 「12月はケーキのニーズが高まる時期ですから、そのタイミングで個食用の品ぞろえも増やしていきます」(ローソン・坂本さん)

 街がクリスマスカラーに染まるにつれ、ケーキやチキンが食べたくなる心理は、誰もが実感していることだろう。

 しかし、改めて思う。かれこれ20年近くコンビニ業界を取材しているが、昔は「コンビニでオリジナルのクリスマスケーキを買う」という文化はなかった。それが今や、予約して買うパーティーケーキも、衝動買いできるおひとりさまケーキも、コンビニがトレンドの発信拠点だ。平成最後の師走、コンビニの進化を感じずにはいられなかった。(コンビニ記者 吉岡 秀子)

 吉岡秀子(よしおか・ひでこ)

 コンビニ記者

 関西大学社会学部卒業。会社員生活を経て、フリーランス記者として独立。2000年代前半からコンビニ業界に密着した取材を続け、ビジネスや暮らしに役立つコンビニ情報を各メディア、講演などを通じて発信中。著書に『セブン-イレブン 金の法則』(朝日新書)など多数。

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