「商売は菩薩の業」 伊藤忠と丸紅の祖、初代と二代伊藤忠兵衛の理念と気風
更新片桐さんによると、山崎豊子の小説「不毛地帯」のモデルにもなった、いすゞ自動車と米ゼネラル・モーターズ(GM)との提携を伊藤忠が仲介した際、二代目は当時の伊藤忠の担当役員に経緯を尋ねるなど、一線を退いたとはいえ、自らが育てた会社の経営を気にかけていたという。
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5大商社に名を連ねる伊藤忠、丸紅とも今や本社機能を東京へとシフトし、大阪市内のオフィスもかつての船場地区以外に移転している。ただ、豊郷町の記念館周辺には初代忠兵衛や、丸紅商店の初代社長となった九代伊藤長兵衛の記念碑もあり、近江商人を代表する伊藤家の存在感が際立つ。「ときが過ぎても引き継がれて変わらない理念を、ここで感じ取ってほしい」と片桐さんは話す。
■伊藤忠兵衛記念館(滋賀県豊郷町八目128の1)は午前10時~午後4時開館。月曜休館。入館無料。問い合わせは0749・35・2001。
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大阪企業家ミュージアム(大阪市中央区本町)で紹介されている関西発祥の長寿企業を中心に、そのルーツをたどり、今に至る創業理念を紹介する「関西企業のDNA」。随時掲載します。











