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トヨタ、米にHV生産など830億円投資

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 【ワシントン=塩原永久】トヨタ自動車は14日、米国内の5工場に約7億5千万ドル(約830億円)を投資すると発表した。ケンタッキー州でハイブリッド車(HV)の生産を始めるほか、アラバマ州でエンジンの生産を増強。計約600人を雇用する。

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 また、同社は、2017年に示した5年間で100億ドルの対米投資計画を、約130億ドルに引き上げると表明した。

 トランプ米政権は日本との貿易協議で、貿易赤字の縮小に向けて圧力を強める見込み。トヨタは投資拡大と雇用増を通じた米経済への貢献も訴える。

 ケンタッキー工場ではスポーツ用多目的車(SUV)「RAV4」と、高級車ブランド「レクサス」のセダン「ES」のHVを新たに生産。RAV4が年産10万台程度、ESは1万2千台程度を見込む。アラバマ工場では4気筒エンジンなどの生産能力を21年までに23万基増やす。

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