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国内初の研削加工見本市開幕 幕張メッセ

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 国内初となる研削加工に特化した見本市「グラインディングテクノロジージャパン」(主催・フジサンケイビジネスアイなど)が18日、千葉市美浜区の幕張メッセで開幕した。国内外137社・団体が出展し、20日までの会期中に1万人の来場者を見込んでいる。

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 牧野フライス精機(神奈川県愛川町)は、工具を高精度に加工する研削盤を展示した。長時間の連続無人運転を可能とする砥石(といし)交換装置などを標準搭載し、高い生産性を実現した。従来のセンサーによる計測を内蔵カメラで行うことにした。同社営業サポート課の好崎惟史サブリーダーは「撮影して機械に認識させることによって、より高精細で効率的な加工が可能になった」と説明した。

 シギヤ精機製作所(広島県福山市)は、中心がずれた位置にあるピンを加工する研削盤を紹介。リニアモーターなどを採用して、高速で安定した制御を実現した。同社営業部の井尻陽一郎営業技術課長は「最大で従来の3倍の生産能力を発揮することができる」とアピールした。

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