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富士通社長に時田常務昇格 「海外連携でグローバル化」

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 富士通は28日、時田隆仁執行役員常務(56)が社長に昇格する人事を発表した。同日付で執行役員副社長となり、6月24日付で社長に就任。田中達也社長(62)は代表権のない会長に就く。時田氏は東京都内で記者会見し「海外拠点との連携を深め、グローバル化を推進したい」と語った。

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 田中氏はパソコン事業子会社の売却や携帯電話事業の切り離しなどの構造改革を推進した。就任から4年になるのを機に、海外経験が豊富な時田氏にトップを引き継ぐ。富士通はソフトウエア事業に経営資源を集中し、システム開発などの海外展開を進めている。時田氏は成長に向けて「他企業との協業も進めながら顧客のニーズに対応していく」との考えを示した。

 時田隆仁氏(ときた・たかひと)東工大卒。1988年富士通。執行役員を経て2019年1月から執行役員常務。東京都出身。

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