【経済インサイド】分かれるミラーレス戦略 「フルサイズ祭り」と一線画す動き
更新そこで富士フイルムは、APS-C機でビギナー層の開拓に注力する。3月下旬発売する「FUJIFILM X-T30」は、秒間30コマの連写機能や400グラムを切る軽さの本体重量が特長。フルサイズ機の性能までは求めないボリュームゾーンの獲得を狙う。
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その一方で、ハイエンド需要にも目を配る。フルサイズよりさらに大きい1億200万画素の中判センサーを搭載する高級機を、今年前半に発売予定。フルサイズ機での競争を回避し、「ビギナーとハイエンドの両輪で販売を伸ばしたい」(飯田氏)ともくろむ。
オリンパスが2月発売した「OM-D E-M1X」も、これまでの製品群と同様にアウトドアでの使い勝手を重視し、フォーサーズ規格のセンサーを搭載した。「フルサイズに参入する考えはない」と、笹宏行社長は断言する。
買い替え需要もにらむ
もっとも、ビギナー需要や小型・軽量ニーズを狙うのは両社だけではない。
フルサイズ機でシェア首位のソニーも、APS-C機「α6400」を先月発売した。“自撮り”をしやすい可動式液晶モニターなどが同製品の特徴だが、フルサイズ機と同じレンズ規格を採用している点に、ユーザーを囲い込む戦略が現れている。


