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メジャーリーグ、成功の秘訣はパーク構想
川上祐司
ジャイアンツはスコッツデール市との契約によりこのスタジアムでのホームゲームを14試合以上開催しなければならないが今年は16試合も開催している。多くのマイナー契約選手もベンチ入りするこのカクタス・リーグだが毎日でも開催してほしいと願うのはファンだけではないのである。
今年はメジャーリーグの2チームが日本での公式戦で開幕を迎えた。結果的にイチロー選手の引退試合となってしまったが、そのラストシーンはこのカクタス・リーグの関係者からも感動を呼んでいた。一方で、カクタス・リーグでのマリナーズのホームゲームは13試合、アスレチックスは12試合で終わり、ホームスタジアム内のショップも既に3月中旬には閉店していた。チーム自体は日本国内での多額の興行売り上げが見込めるもののカクタス・リーグにとってはあまり喜べないのが現状である。
ファンビジネス
アリゾナ州立大学W.P.Careyビジネススクールのリポートによると、昨年のカクタス・リーグにおける経済効果は6億4400万ドルと試算しており2015年調査比111%の伸びを示す。州の税収入は2420万ドルと自治体が770万ドルをそれぞれ計上する。また、期間中は約6500人の雇用を生み出し約2億2500万ドルを給金として支払っている。
しかしそれだけにとどまらない。また各ベースボールファシリティーも行政やチームが集めるシニアボランティアを中心に運営されており、その数合計で約2000人という。ジャイアンツのホームゲーム前のミーティングでは「Have a fun」とマネジャーが連呼する。そしていつも笑顔でファンを出迎えるシニアボランティアスタッフたち。