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ソフトバンク、5Gで基地局10万局超整備へ

 ソフトバンクの宮川潤一副社長は25日、産経新聞のインタビューに応じ、第5世代(5G)移動通信システムで全国に10万局超の基地局を整備する計画を明かした。宮川氏は「投資効率を高め、どこよりも安くやる」と自信を見せた。同社が総務省に申請した令和6(2024)年度末までの計画ではスマートフォン向けなど、主要な基地局を約7300局整備するとしている。

 宮川氏は「数千局、数万局では5Gはできない。地上の基地局は1社で10万局を軽く超える」と述べた。5Gに対応したサービスとともに基地局の整備を加速させる。

 通信料金を値下げする新プランを発表したNTTドコモへの対抗策については、KDDI(au)や10月に参入する楽天の動きを見極める考えを示した。

 また、ソフトバンクは同日、米IT大手グーグルの親会社、アルファベットと提携し、「空飛ぶ携帯電話基地局」の実現に乗り出すと発表した。飛行機に基地局を載せ、上空約20キロの成層圏から電波を発信。5G移動通信システムの本格導入を控え、投資額を抑えて広大な通信エリアの構築を目指す。災害時の対応強化にもつながる。豪州などで2023年の実用化を目指す。

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