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社内通貨で健康づくり支援 ロート製薬が社員向け

 ロート製薬が、独自の「社内通貨」で従業員の健康づくりに取り組んでいる。たくさん歩いたり運動したりした人に、ポイントとして仮想の健康コインを付与。ロートが運営するレストランでの健康食ランチや、マッサージといったリフレッシュ体験に使ってもらう。胃がんの原因とされるピロリ菌検査などにも利用でき、特典を楽しみながら健康習慣を身につけられるよう後押しする。

 ロートの健康コイン「アルコ」は今年1月にスタート。例えば従業員は1日8000歩の歩行と20分の早歩きを達成すれば10コインを獲得でき、30分以上の運動を週2回こなせば50コインがもらえる。たばこを吸わない人には毎月500コイン、禁煙を達成した場合は1万コインが付与されるなど、健康的な生活習慣を続けるほどコインがたまる仕組みになっている。

 獲得したコインは1000コインで健康食ランチに使えるほか、2000コインからリフレッシュ体験に利用できる。ピロリ菌検査(1000コイン)や前立腺がん検査(500コイン)など幅広いメニューがあり、1万コインで1日分の特別休暇も取得できる。

 同社は「コインの獲得方法や利用メニューを拡大、健康づくりを支援したい」としている。

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