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JR上場4社、売上高最高 19年3月期 旅客収入好調

 JR東日本、東海、西日本、九州の上場4社の2019年3月期連結決算が13日、出そろった。訪日外国人客の増加による新幹線収入の増加などから、売上高は4社とも過去最高を記録した。本業のもうけを表す営業利益も、JR九州を除く3社で過去最高だった。

 JR東日本は売上高が初めて3兆円を突破し、前期比1.8%増の3兆20億円。新幹線などの運輸収入が過去最高だったことや、東京駅の店舗売り上げが好調だった流通・サービス事業など、各事業で好調を維持した。固定資産の売却益などから最終利益も2.2%増の2952億円と過去最高を記録した。

 JR東海も、運輸収入の約9割を占める東海道新幹線の旅客収入が順調だったことなどから、売上高が3.1%増の1兆8781億円と過去最高だった。一方、20年3月期の見通しは、リニア中央新幹線の設備投資費用がかさみ、営業利益、最終利益ともに減益を見込んでいる。

 一方、JR西日本とJR九州は、豪雨災害の復旧費用を特別損失に計上したため、最終減益だった。

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