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LIXIL瀬戸前CEO、委任状争奪戦は回避の意向示す

 住宅設備大手LIXIL(リクシル)グループのトップ復帰を目指す前社長兼最高経営責任者(CEO)の瀬戸欣哉取締役は16日、東京都内で記者会見し、6月に開かれる株主総会での取締役選任をめぐり、会社側と株主の議決権を奪い合う委任状争奪戦は「したくない」と述べ、回避する意向を表明した。

 瀬戸氏らのグループは、瀬戸氏を含め8人の取締役候補を株主提案している。これに対し、会社側は13日に8人の取締役候補を発表した。双方の8人のうち2人は重なっているため、候補者は計14人になる。

 瀬戸氏は「会社の定款上、取締役は16人以内とされており、14人全員が取締役になることが可能」と説明した上で、取締役の選任は「株主の良識に任せる」と強調した。「CEOは私がふさわしい」とも述べ、トップ復帰に改めて意欲を示した。

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