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VWゴルフ“究極のGTI”試乗 「パフォーマンス」の名はダテじゃない

SankeiBiz編集部

 初代GTIはゴルフのハイパフォーマンスモデルとして1976年に登場。以来、世代交代を続けながら常にホットハッチの代名詞として最高の走りを追求してきた。ライバルであるルノーのメガーヌR.S.やホンダのシビックTYPE Rらと、「スポーツカー開発の聖地」とも呼ばれるドイツ・ニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)を舞台にFF(前輪駆動車)最速の座を競ってきたことでも知られている。ちなみにニュルは1周約20キロの巨大で変化に富んだ世界屈指の超難関コース。高速バトルに慣れたプロレーサーですら約7分間の絶え間ない恐怖感に襲われるそうだ(気になる方はぜひYouTubeのオンボード映像でその過酷さを観ていただきたい)。GTIはこのような環境で走行性能を磨き、最速タイムを打ち立てながら実力の高さを証明してきたのだ。

 絶妙の味付け

 今回試乗したGTIパフォーマンスは、ベースモデルのGTIをさらにグレードアップさせた“究極のGTI”だ。専用チューニングした2.0リッター直4ターボエンジンは、標準仕様のGTIに15馬力プラスして最高出力245馬力、最大トルク370Nmまで引き上げられている。実はこのGTIパフォーマンス、元々は2017年10月に500台限定で発売されて完売したモデル。今回は特別仕様車として足回りやエンジンはそのままに、前回とは異なる専用19インチアルミホイールを新調して再投入されたのだ。

 エクステリアはGTI伝統のハニカムグリルと、左右のLEDヘッドランプを結ぶレッドラインのアクセントが目を惹く。クルマ好きなら遠目から見ても「GTIだ」と分かる象徴的な意匠だ。LEDテールランプには光が流れるタイプのウインカーを採用。フロントのエアロフィンや後部のディフューザーの左右から突き出る2本の太いエキゾーストパイプ、リヤスポイラーや225/35R19の低扁平タイヤの奥に光るレッドキャリパーなど「速さ」「力強さ」を印象付けるスポーティーなディテールが魅力的だが、けっしてやりすぎることのない上品なスタイルが実に好印象。本当に必要なモノだけを装着するというシンプルさの中に、凛とした美しさと清潔感があり、センスの良さを感じた。

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