健康経営 がんと向き合う
治療費や生活費にいくら必要か
先進医療の重粒子線、陽子線は約300万円、遺伝子治療や免疫細胞療法でも300万円くらい。トモセラピーのような放射線治療も200万円以上かかることが多く、高濃度ビタミンC点滴療法なども回数によるが100万円以上はかかる。
漢方などでも1カ月当たり数万円から10万円はかかるため、期間にもよるが100万円くらいかかることが多い。それらが保険診療の治療費にプラスしてかかってくる。
自由診療を受けない場合は、治療方法がないので終わりかというとそうでもない。在宅診療で週1回医師に訪問してもらうとか、ホスピスや緩和ケア科に行くということになる。
ホスピスや緩和ケア科はがん治療をせず、がんによる発熱や痛みなどの対症療法を施す。これは、避けては通れない。
実際には、治療方法がなくても諦めきれるものではない。本人は最後まで戦いたいという思いがありますし、家族は悔いを残したくないという思いがある。このため、どうしても自由診療を選択する患者は増える。それを考えると500万~700万円くらい貯金があると安心感は違うだろう。
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【プロフィル】竹内規夫
たけうち・のりお 1978年、和歌山県生まれ。がん治療コンサルタント。2008年ごろから、がん患者をサポートする活動を開始。16年、がん治療専門のコンサルタントが、患者をサポートするGMSを設立し、社長に就任。