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長期運用で老後の資産形成に貢献 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント

 損保ジャパン日本興亜アセットマネジメント社長・小嶋信弘さんに聞く

 --4月に社長に就任した。経営方針を

 「当社はSOMPOホールディングス(HD)傘下の資産運用会社だが、実はHD内の預かり資産の比率は低く、年金などを資金として利用する機関投資家が約8割を占める。中長期の安定運用を目指す年金基金などの投資家向けで実績を積み上げてきたアクティブ・バリュー投資で、30年以上培ってきた実績と強みをさらに拡大していきたい」

 --アクティブ・バリュー投資にこだわる理由は

 「HDが掲げるスローガン『安心・安全・健康のテーマパーク』を踏まえ、日本社会が高齢化していく中で老後の資産形成を支えることにしっかり貢献していきたい思いがある。そのためには、短期的な株の売買で利ざやを生むような運用ではなく、企業の価値を中長期的にしっかり見て、それを運用することでお客さまにリターンとして返すことがポリシーであり強みだと考えている」

 --資産運用の特徴は

 「環境保全に積極的な企業に投資するエコファンド『損保ジャパン・グリーン・オープン(愛称・ぶなの森)』は20年の実績があり、環境・社会・ガバナンスに力を入れる企業に投資する『ESG投資』に知見と経験がある。2017年には『ESGスペシャリスト』を置いてESG投資をさらに積極化しており、運用プロセスの中でESGの概念を必ず入れている」

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